わ旅鳥のSFC修行のテーマ
楽しく(海外で)・楽ちん(ビジネスクラス)
ビジネスクラス利用で快適に高コスパ・高効率でプレミアムポイント(以下PPと略します)を稼ぐ。
そして、好きな海外旅行で楽しくSFC修行・・・。
観光を入れる・・・この時点で修行ではないという方もいるかと思いますが(汗)・・・なので「SFC取得スゴロク旅」を名乗った方がいいですかね~。
わ旅鳥のSFC取得スゴロク旅
実際にポチッタ(購入)たチケット
2つの国内発券チケットと、2つの海外発券チケットの4つの航空チケットを購入し、国内・海外発券を1つのペアーとし、2旅程×2の4旅程で行くことにしました。
- ANAの海外発券ビジネスクラス × 2チケット
- 中国国際航空(北京経由)の格安ビジネスクラス × 2チケット
全17便、PP単価¥10.09円 国際線は全てビジネスクラス チケット総額 ¥504,400円
ANA(マレーシア・クアラルンプール海外発券)
運賃種別:ZXRFY0
- 予約クラス:Z 125%
- マイレージ:125%
- 予約の変更:無料
■ 1. クアラルンプールー東京ー大阪 ビジネスクラス:¥150,300円(MYR5,500)
(復路:追加料金(MYR500)を払ってオプションのシンガポール経由を組み込み)
■ 2. クアラルンプールー東京ー大阪 ビジネスクラス:¥138,300円(MYR5,000)
ANAの海外発券について
ANAの場合、日本に居ながらネットのANA公式ページで出発地をマレーシア・クアラルンプールにすることで購入することが出来ます。決済もマレーシアリンギットのチケット価格を日本円で換算して決済することができます。
オプションで組み込んだシンガポール経由便
シンガポールークアラルンプール間に関しては、シンガポール航空と子会社(短距離路線)のシルクエアーが飛んでいますが(どちらも選択可能)、シルクエアー(A320型機)の単通路機ではなく、フルフラットのワイドボディー機(A350-900)使用便を選びました。
中国国際航空 AirChaina
ビジネスフレックス(日本発券)
- 予約クラス:R 125%
- マイレージ:125%
- 再予約:無料
- 払い戻し:¥30,000円
■ 1. 関西空港ー北京経由ークアラルンプール ビジネスクラス:¥107,870円(基本料金95,900)
■ 2. 関西空港ー北京経由ークアラルンプール ビジネスクラス:¥107,930円(基本料金95,900)
※2つの航空券の微妙な料金差については、2枚のチケットを別の日(10日後)に予約したので、為替変動により、チケットの基本料金・日本の施設使用料などは同じで、海外分の空港施設使用料の違いです。
SFC修行・計画から予約までの流れ
ではどのように上記の航空券を買うことに決めたのかについて書いていきます。
まずはANAカードを準備
SFCの申請にはANAカードが必須となります。新規に申し込むことも出来ると思いますが、修行後SFCに申し込み、もし否決された場合、それまでにかけた金額・時間・労力は無駄になります。
それと、ANAカードがあれば、ANAで航空券をカード決済すると、ANAカードマイルプラスでマイルが貯まります。なので、チケット購入の段階では既にANAカードを持っていることをおススメします。
目的地の選定
2つの重要項目から「クアラルンプール」に決定しました。
- プレミアムポイントの積算「路線倍率」
- 「ANA海外発券のお得さ」 + 「海外系格安ビジネスクラス」
PP:基本区間マイル(距離) × 積算率(予約クラス) × 路線倍率 + 搭乗ポイント
1. 路線倍率
PPを決めるうえで路線倍率というものがあります。路線倍率はANAが決めていて、アジア・オセアニア路線は他の路線に比べて1.5倍となります。ANAとしてもこれらの路線に力を入れているということなのでしょうね。ちなみにアジア・オセアニア路線でもスターアライアンス便は1.0倍のままです。
ということで、まずはアジア・オセアニア路線に絞り込みました。
2. 目的地を決めた要因 ANA海外発券のお得さ
目的地をクアラルンプールに決めた一番の理由はANAの海外発券が特にお得だからです。また、マレーシアの首都でもあるクアラルンプールはアジアの勢いに乗り、かなり発展してきているにもかかわらず、まだまだ物価が安く、先に発展したタイ・バンコクなどに比べても安いからです。
そのためホテルも外資系5つ星高級ホテルに安く泊まることが出来ますし、当然、食費も安く抑えることが出来ます。願ったりかなったりです。一つ難点を言えば特筆すべき観光地があまりないことですかね~。
航空チケットを選んだ基準
- 予約クラス(積算率)
- マイル(距離)
- ビジネスクラスの使用機材(フルフラット機材)
- チケット価格
クアラルンプール海外発券のANA便
既に書きましたように、ANA分は路線倍率と海外発券のお得度でクアラルンプールに決めました。
全く同じ飛行機、座席に乗っても日本発の国内発券とクアラルンプール発の海外発券のチケットでは価格に大きな差があります。状況にもよりますが、半額に近い価格で購入できる場合もあります。
しかし、クアラルンプール発の海外発券を利用する場合、クアラルンプールまでどのように行くかという問題があります。一番いいのはANA便を利用することですが、通常の日本発のANA便のビジネスクラスは高額なため予算オーバーです(汗)。
そこで・・・
コスパと積算率の両方を備える「海外格安ビジネスクラス」
ここは海外系ビジネスクラスの出番です。
どこの航空会社を利用するかですが・・・。アジアにあるスターアライアンスグループでは次のものが候補に上がりました。
- シンガポール航空
- タイ航空(タイ・バンコク)
- 中国国際航空(中国・北京など)
- アシアナ航空(韓国・ソウルなど)
人気のシンガポール航空を選択したいところですが・・・確実に予算オーバーです。チケット価格を調べると中国国際航空 AirChainaが一番安く、かつ北京ークアラルンプール間がA330-300のフルフラット機材だったたので、これに決めました。
中国系航空会社について
中国系航空会社の機内サービス、中国経由便の空港での乗り継ぎなどについてネットの評判を見るとお世辞にも芳しくありませんが、プロフィールにも書いている通り、仕事で10年前から毎月のように中国に行っており、もう慣れているので価格の安さを考えると躊躇なく選択できました。
ちなみに機内サービスに関して言えば、中国大手3社の中でも中国国際航空はおススメできませんが、ことビジネスクラスなどの上級クラスに関して言えば、エコノミークラスと比べると本当に同じ国の同じ航空会社か?・・・と言えるほど違うので、ビジネスクラスであればおススメできます。
北京のトランスファーについて言えば、セキュリティーチェックも厳しめで、時間もかかりますが反対に安全性が確保されていると思えば安心でもあります。正直もう慣れたのでポイントだけを抑えておけば、問題ないという感じでした。
購入した航空券の価格
初めに書いた実際にポチッタ航空券の価格です・・・
- ANA ¥150,300円(MYR5,500)
- ANA ¥138,300円(MYR5,000)
- CA ¥107,870円(日本発券)
- CA ¥107,930円(日本発券)
合計 ¥504,400円 単価¥10.1円(50,000PPで割った単価)
今回の旅で獲得予定の51,793PPで割ると¥9.7円なので、50,000PPぎりぎりまで近づけたルートを選択するともう少し単価は下がります。しかし、それはなかなか難しい計画となりますね(汗)。
第1~4旅程 ルートマップ
ポチッた航空券を旅程別にマップに落とし込みました。
- 第1旅程:9月
- 第2旅程:9月
- 第3旅程:11月
- 第4旅程:12月
9月から12月まで、毎月の中国・上海出張の間を縫うように修行の日々でした。そのためこのころは毎週空港に行っていました(笑)。
第1旅程(1~4便):9月
往路:関西 KIXー① CAー北京 PEKー② CAークアラルンプール KUL
復路:クアラルンプール KULー③ ANAー羽田 HND-④ ANAー伊丹 ITM
- 1便目:CA162 KIX 9:00ーPEK 11:25 3h25m A321:Rクラス(125%)
- 2便目:CA871 PEK15:50ーKUL22:20 6h30m A330-300:Rクラス(125%)
- 3便目:NH816 KUL7:10ーNRT15:10 7h0m B787-9:Zクラス(125%)
- 4便目:NH2179 NRT18:10ーITM19:35 1h25m B777-300(国際線機材):Zクラス(125%)
中国国際航空 A321
お得すぎるビジネスクラスで有名なAir China(中国国際航空)の経由便(北京)ですが、関西空港から北京までの便の使用機材はA321(ナローボディ機:単通路機)なのでビジネスクラスでもフルフラットにはなりません。近距離路線なので仕方ありません。
中国国際航空 A330-300
Air China(中国国際航空)は格安ビジネスクラスとはいっても、北京ークアラルンプール路線の使用機材は旧機種にはなりましたがA330-300のシートはフルフラットタイプの機材になります。ベッドの様に寝ることもでき、中距離路線のクアラルンプールでも苦痛なく旅を楽しめます。お得度満点です!
ちなみに日本発クアラルンプールのチケットは安いですが、北京発クアラルンプールでチケットを買おうと思えば当然ですが高くなります。
ANA B787-9
ANA B787-9のスタッガードシート配列の機材が海外発券だと日本発に比べ、半額から2/3に近い値段で乗れるとあればすごくお得ですよね。半個室になっており、すべての座席が通路に面しています。なので窓側の座席でもトイレに行くのに気を使うことがありません。ほんと「快適」の一言に尽きます。
第2旅程(5~9便):10月
往路:伊丹 ITM-① ANAー羽田 HND-② ANAーシンガポール SIN-③ SQークアラルンプール KUL
復路:クアラルンプール KULー④ CAー北京 PEKー⑤ CAー関空 KIX
- 5便目:NH040 ITM 20:20-HND 21:35 1h15m B777-200:Yクラス(100%)
- 6便目:NH841 HND 11:05-SIN 17:15 7h10m B787-9:Zクラス(125%)
- 7便目:SQ118 SIN 18:45ーKUL 19:45 1h A350-900:Dクラス(125%)
- 8便目:CA872 KUL 23:40ーPEK 5:50 6h10m A330-300:Rクラス(125%)
- 9便目:CA927 PEK 8:40ーKIX 12:40 3h A330-300:Rクラス(125%)
オプションで組み込めるシンガポール途中降機
ANAの海外発券のチケットに、行き又は帰りに日本円で¥12,000円(MYR500)の追加でシンガポールを組み込めたので、羽田からシンガポール経由でクアラルンプールへ向かうことに。シンガポールでは途中降機も可能だったため、3泊4日で滞在し観光することにしました。
シンガポール航空 最短距離路線
この路線はシンガポール航空と近距離路線を担当する子会社シルクエアーが飛んでいます。シンガポール航空と言えばシンガポールーニューヨーク間の世界最長距離路線が有名ですが、シンガポールークアラルンプール路線(東京と名古屋間とほぼ同じ)にも就航しています。本来なら近距離を担当するシルクエアーだけでもいいような気がしますが、長距離路線の間合い時間を使った機材繰りによる運航ななのかもしれません。
この路線がシンガポール航空の最短距離路線となります。
第3旅程(10~13便):10月
往路:関西 KIXー① CAー北京 PEKー② CAークアラルンプール KUL
復路:クアラルンプール KULー③ ANAー羽田 HND-④ ANAー伊丹 ITM
- 10便目:CA162 KIX 9:00ーPEK 11:25 3h35m A321:Rクラス(125%)
- 11便目:CA871 PEK 16:20ーKUL 23:00 6h40m A330-300:Rクラス(125%)
- 12便目:NH886 KUL 14:15ーHND 22:05 6h50m B787-9:Zクラス(125%)
- 13便目:NH021 HND 11:00ーITM 12:00 1h B767-300:Yクラス(100%)
第4旅程(14~17便):12月
往路:伊丹 ITM-① ANAー羽田 HND-② ANAークアラルンプール KUL
復路:クアラルンプール KULー③ CAー北京 PEKー④ CAー関空 KIX
- 14便目:NH040 ITM 20:20 ーHND 21:35 1h15m:Yクラス(100%)
- 15便目:NH885 HND 00:05ーKUL 6:45 7h40m B787-9:Zクラス(125%)
- 16便目:CA872 KUL 00:10 ーPEK 6:35 6h25m A330-300:Rクラス(125%)
- 17便目:CA927 PEK 08:40 ーPEK 12:40 3h0m A330-300:Rクラス(125%)
まとめ
航空券を予約した時点で心配していたのは、機材変更によりフルフラットシートでなくなることでした。これについては実際に起こりましたので、その状況についても続きで書きたいと思います。
ちなみに次のようなことが実際に起こりました。
- 中国国際航空の機材変更(これは予想の範囲でした。しかし、のちに好転します)
- B787エンジン問題による機材変更
- 関空冠水による運行不能で、予約便の欠航と振替措置
困った出来事については、続きの「海外発券・海外格安ビジネスクラスを利用したSFC修行:予想外の出来事・・・」編で書きたいと思います。