今回はSFC修行の航空券航空券購入後に起こった、様々な不測の事態についてまとめました。
航空券は早い時期から買う方が価格的にもお得なので、このようなことが起こることについては仕方がありません。そのための心の準備さえあれば、想定の範囲内です(たぶん・・・笑)。
SFC修行に際して直面した主な出来事・・・
〇 中国国際航空のフルフラットシートから通常シート機への機材変更
〇 ANAのB787 ロールスロイス製エンジン問題による機材変更
〇 関西空港 冠水による欠航 中国国際航空便の振替措置
この中でも一番大きかった出来事は・・・なんといっても・・・SFC修行の初っ端、日本を出発する便が大型台風の影響により欠航になったことです。
では、起こった出来事について1つづつ見ていきます。
① 中国国際航空の機材変更のお知らせメール
航空券は6月に購入したのですが、1枚目を購入し、10日後に2枚目を購入しました。するとその翌日にまずは1枚目の航空券の「変更メール」が、その次の日に2枚目の航空券の「変更メール」が届きました。
実際には北京ークアラルンプール線の「機材変更のお知らせ・・・」というメールではなく、微妙にですが「発着時間が変わる・・・」という内容のものでした。そして、問題があればご連絡くださいというものです。
機材変更になっていました(非フラットシート機材へ)
気になったので、中国国際航空の公式ページのシートマップを見ると・・・機材がA330-300からA321へ変更されていました。
これの何が大変なのかと言うと・・・。
せっかくビジネスクラスのフルフラットシートだ!っと・・・意気揚々予約したのに、座席がフルフラットではなくなる~(涙)・・・っと言う、大義を見失うほどの出来事だからです(少し大げさ(笑))。
ですが・・・仕方ありません(涙)。
北京ークアラルンプール線はデイリー運航にもなっていない路線です。そのため、「機材が変更になったから、では違う時間の便に変更・・・」というわけにもいきません。
他に択肢がないほど・・・クアラルンプール路線はお得
このような場合、やはり1日数便飛んでいる路線が安心ですよね。そんなのもあって、一時は北京ーバンコク路線も検討したのですが、ANA便のバンコク海外発券だとそれほど安くはありませんでした。結局いろいろ比較した結果クアラルンプール線に落ち着いたのですが、こればっかりは仕方ありませんね~。
航空便に機材変更はつきものですから・・・。これは想定の範囲内です(汗)。
しかし、これが後に好転します・・・。
再度、変更のお知らせメールが届く(再度フラットシート機材へ)
変更メールが届いてから2か月後の8月、再度「発着時間が変わる・・・」という内容のメールが再び届きました。またもや、わずかな発着時間の違いだったので、またまた、中国国際航空の公式ページのシートマップを見ると、「何ということでしょうか~ 今度はA321からA330-300へ戻されているではありませんか!」(喜)。
これでフルフラットシート復活です! 正直うれしかったです・・・(笑)。
ということで・・・こうなりました!
出発前に機材が A330-300 ⇒ A321 ⇒ A330-300 へと変更になりました。
これだけでは終わりません・・・ここから、さらに好転します・・・。
機材変更 関西空港ー北京線も A321⇒A330-300へ機材大型化
唯一、初めからA321(ナローボディー機)だった路線があります。それが関空ー北京便なのですが、なんとこの路線もA321からA330-300へ大型化されました。
「近距離路線なのでフルフラットでなくともいいや・・・」っと思っていましたが、思わぬ好転で、気分はジェットコースターのように上がり下がりします(笑)。
ということで、中国国際航空のA321のビジネスクラスに乗ることはなくなりました。
② ANA B787 ロールスロイス製エンジン問題による機材変更
ロールスロイス社製のエンジンを積んだB787にトラブルが発生しました。ロールスロイス製Trent1000ンジンの部品に亀裂が生じるというトラブルです。これにより世界的規模でB787の運用に制限ががかりました。
ANAのB787-9のビジネスクラスが、このSFC修行でのメイン料理といっても過言ではないものだったので正直焦りました。
改良された部品の供給にも時間がかかるということで、ANAでもB787型機の大幅な運行停止が発表され、機材変更で対応する路線や、機材繰りがつかずしばらくの間運休される路線までありました。
クアラルンプールー成田線のNH816便はB787-9からB787-8へ変更に
東京ークアラルンプール線に関して言えば、1日2便の運航でどちらともB787-9のフルフラット機が充てられていましたが、2便あるうちの羽田便NH886便はそのまま、成田便NH816便はB787-9からB787-8へと変更されました。
ANAのB787-8にはビジネスクラスのシートに2つタイプがあり、片方はB787-9と同じスタッガードシート配列のフルフラットシート、もう一つが短距離路線用の非フルフラットシート機材です。
そして変更されたB787-8は運悪く非フラットシートのタイプでした。
そのため、10月に国際線の運航計画が発表されるとすぐに予約を変更することにしました。同じ日のNH886便の窓側はすべて埋まっており、仕方なく翌日の便にするとともに、仕事に影響する懸念から国内線の東京からの到着空港を伊丹空港から神戸空港へ合わせて変更しました。これはちょっと冷や汗ものでした(笑)。
ちなみに伊丹空港、関西空港、神戸空港は航空券的には同じ大阪という扱いで、目的地の変更には当たらないので変更が可能です。
予約の変更は無料でも、航空券価格の現時点との差額の支払いは必要
ただ、予約の変更自体は無料だったのですが、予約時点と変更時点での運賃の差額が¥4,000円ちょっとあり、それは支払う必要がありました。
ですが、フルフラットならば躊躇なく変更することを選びました。全然違いますから~。ただ乗れればいいという問題ではないですから(汗)。
もともと成田 NH816便を選んでいた理由は、成田ー伊丹間のNH2179は国内線でありながら、国際線用のB777を使った便だったからです。
そのため航空券的にはエコノミークラスでも前方の座席は国際線のビジネスクラス、それもスタッガードシート配列の座席だったからです。これは少し残念ですが仕方ありませんね(悲)。
③ 関西空港 冠水による運行不能による予約便の欠航と振替措置
修行には試練がつきものなのか・・・それも初っ端からとは(汗)
これが一番の大事件でした・・・。
2018年9月に発生した最強クラスの台風21号により、関西空港が冠水し機能不全に・・・。それにとどまらず燃油タンカーが対岸と空港島を結ぶ連絡橋に接触する事故が発生。関西空港に発着する国際線の便の多くが長期間運休する事態になりました。
そのためSFC修行用に予約していた関西空港ー北京便も当然運休です(汗)。
この大型台風が日本を直撃した頃はちょうど、中国出張中で上海に居りました。上海浦東空港から関西空港へ帰国する中国東方航空の便も当然欠航です。到着地を関空から名古屋・中部セントレアへ振替して、ようやく帰ることが出来たのですが・・・これについては中国情報ののサイトに別に書いていおります。
中国国際航空 関西空港発を成田便へ振替
上海から帰国の翌日、コールセンターへ電話し、関空ー北京間の便を成田空港ー北京便へ振替してもらいました。これが結構大変で、関空から中国へ帰国予定の訪日中国人が一斉に振替をするので・・・それこそ我先にと・・・なります(汗)。
関西空港の運航状況を確認すると・・・被害が甚大でしばらく運休が決定。3日後の便は確実に無理とのことで、どうすればよいか聞くと・・・。
航空会社側の返答は「チケットの払い戻し」または、特別対応として「出発地の振替」・・・。ということで、さっそく振替してもらうことにしました。
振替ようと思った名古屋便もすでに満席・・・
まず確認してもらったのが名古屋発の便。ですが、すでに空席なしとのこと。関西空港から一番近いですからね・・・。
次にネットであらかじめ調べて1席空きがあるとなっていた羽田便を聞いてみると、空きがないとのこと。コールセンターの方の話によると、「ネットのユーザーが見るシステムとコールセンターで使っているシステムは違い、こちらのシステムではすでに空きがない・・・」とのこと。
腑に落ちないところはありますが・・・空いてないといわれるものをいくら言っても仕方がありません。
まあ予約に関して言えば飛行機の場合、オーバーブッキングなどもあるので、実際にネットでは席数より多く販売している可能性があり、ネットでは残り1席でも、実際にはもうすでに空きがないということも考えられますね・・・。っということで仕方がないので。
やっとこさ翌日の成田便に振替へ
では・・・っと打診されたのが「出発予定翌日の成田便には若干空きがあるので・・・こちらでいかがですか?」っというもの。どうせ関西から行くことになるので、羽田でも成田でもそう変わらないので「ではそれでお願いします」っと言うと・・・。
「では、本社に確認を取ります・・・」。
(心の声)「え。まだ決まらないの?」っという感じす(笑)。電話から数時間後OKが出たとのことで振替は完了しました。目的地のクアラルンプールからのANA便(帰国便)の予約があったので、正直焦っていました。こういう場合、数時間でも長く感じますよね~。
ということで、振替てもらったのが成田空港–北京空港便、予定より1日遅れで成田空港から北京首都国際空港への出発となりました。
成田ー北京便はB777-300で臨時に大型化のために本社で調整していたのかもしれませんね。そのために本社への確認が必要っだったのかも・・・と考えることに(汗)。
振替対応の条件は・・・
特別措置として、無料で出発地の振替などに対応してもらえました。ただし、変更になった出発地までの移動手段については自己負担という条件です。そして変更は1回限りとなります。
振替以外の選択としては払い戻しもできます。今回の場合はSFC修行の別のチケットもあるので振替してもらうのが一番いいですよね。
振替先までの移動手段は自己負担
ということで関西地区から新幹線で東京駅まで行き、そこから空港リムジンバスで成田空港へ向かいました。
振り替えにより、泊まることがなくなった関西空港近くのホテルについては、「キャンセル可能」で予約していたので助かりました(汗)。台風シーズンのホテル予約はキャンセル可能にした方がリスクはかなり減らすことが出来ますね。
関西空港へ行くはずだった「交通費・ホテル代」と、振替により成田空港までの「新幹線+バス代」では少し出費が増えましたが、それほど多くはなりませんでした。助かりました(汗)。
しかしです!
2日遅れのクアラルンプール到着
実は今回の成田への振替にはもう一つ大きな問題がありまして・・・。最終目的地のクアラルンプールへの到着が1日遅れはではなく2日遅れになるのです。
どういうことかと言いますと・・・北京からその先の北京ークアラルンプール間はデイリー(毎日)運航ではないため、北京で一泊する必要があります。・・・っと言うことで、トータル2日遅れでのクアラルンプール到着となります(涙)。観光がなくなる~。
他社便 乗り継ぎには注意
それと、コールセンターの方に言われたのが・・・。
「クアラルンプールでANAの予約便があるので・・・何としても振替してもらいたい」とお願いすると・・・。
「他社便の乗り継ぎがあるような場合、航空機などの遅れでも他社便への乗り継ぎの対応できませんのでおススメできません・・・」とのこと・・・。まあ~そうですよね。
なので、他社便乗り継ぎの○○タッチでのSFC修行の方はお気を付けください。そう考えると自社便乗り継ぎであれば席に空きがあれば対応してくれるはずなので少し安心ですよね。これは結構重要ですね~。
欠航便振替の結果 関西空港発が成田空港発へ
第1旅程 ルート変更内容
変更前:CA162 KIX 09:00ーPEK 11:25 3h25m A321
↓ 変更
変更後:CA926 NRT 15:15ーPEK 18:40 3h35m B777-300
そのためクアラルンプールには夜着、翌早朝出発することに・・・(涙)。
予約していたクアラルンプール・ヒルトンホテルもキャンセル。自分のSFC修行テーマ「楽しい(観光)」という部分が完全になくなりました(涙)。
これで完全に修行になりました(汗)。
中国国際航空が提供するトランスファー客への宿泊サービスを活用
Air China(中国国際航空)がトランジット客に無料でホテルを用意してくれます!
中国国際航空には乗り継ぎ便が6時間以上開く場合、ホテルを無料で用意してくれるサービスがあります。日本でAirChinaのホームページから申し込みをしておきました。ホテル名は金航線国際大酒店(Jinhangxian International Business Hotel)でした。
「簡単でした・・・」と思っていたら。後から知ったのですが国際線のビジネスクラス以上の場合、ネットではなくコールセンターで予約するとデラックスタイプのホテルが提供されるようです。
ちゃんと説明を読めばよかった・・・と、後悔(涙)。
冷っとする・・・空港の夜間飛行制限
ここからは実際にSFC修行が始まった後の出来事になります。
最終の第4旅程、伊丹空港から羽田経由でクアラルンプールへ向かう際に、NH40 20:20発の便を出発ゲート付近で搭乗を待っていると・・・。え! トラブル発生です・・・。
滑走路上に別の航空機の部品が落下した可能性があるため、滑走路をチェックするとのこと。そしてアナウンスで「欠航の可能性もあります。ご了承下さい・・・」。なに~!。
15分後ぐらいに、滑走路がオープンになったとのことで。一安心。「欠航の可能性もあります・・・」っと言われればドキっとしますよね(汗)。
伊丹空港は居住地に近いため騒音問題で夜間の発着規制があって夜9時までなんですよね。これを考えると安全第一なら夜出発の場合は24時間空港の関西空港発の便を選ぶ方が安全かもしれません。
でも結局のところ、あまりに出発が遅れると乗り継ぎには間に合いませんが(汗)。
海外発券の強み 予約変更 神戸空港から大阪伊丹空港へ
エンジン問題でB787-9からB787-8に機材変更になり、予約変更で翌日のB787-9使用の別便へ変更しました。その際、東京から大阪へ戻る分についても、仕事を考慮して到着空港を伊丹空港から神戸空港へに変更していました。
クアラルンプールから羽田空港へ到着後、仕事への問題がないことがわかり家に戻るのに便利な伊丹空港へ再度変更することにしました。
羽田空港の到着ロビーから上の出発ロビーに移動し、チケットカンターで明日搭乗予定の羽田ー神戸便を羽田ー伊丹便に変更してもらうことに。空席を確認してもらうと空きがあるとのことで、変更完了。
変更可能な航空券で助かりました・・・
変更前:NH2179 NRT 18:10ーITM 19:40 1h30m
↓
変更1:NH411 UKB 06:30ーKOB 07:45 1h15m
↓
変更2:NH021 HND 11:00ーITM 12:10 1h10m
ANAの海外発券は値段は安いのに、予約の変更が可能だったり使い勝手がいいので本当にありがたいですね。正直お得すぎます。
※予約変更などの条件はチケットによって違うのでご注意ください。
SFC修行を振り返って・・・
予約の時にはわからなかった点、もっとこうすればSFC修行を楽しかったと思えたであろう点、もしものことを考えれば冷や汗ものだった点などをまとめてみました。
良かった点は何といっても今回のSFC修行のテーマ「楽しい楽ちん・海外ビジネスクラスSFC修行」の通り、海外発券・海外格安ビジネスクラスを利用した旅は快適そのもので、海外旅を満喫することが出来たことです。それに尽きますね。
いつの日かJGC修行もしてみたいとは思っていますが・・・その時もやはり、まずはお得なビジネスクラスのJGC修行の道を考えると思います(笑)。
もっとこうすればよかった・・・と思う点
もう5万円追加して、海外発券ANA便を1往復増やし、中国国際航空を1往復減らし、2:2から3:1へ変更するか、ANA以外のスターアライアンス加盟航空会社を1社だけでなく、複数に増やし、その違いなども楽しめばよかったと思いました。
しかし、選択の幅はそれほど多くはなく、実際は航空券価格が上昇しPP単価が落ちたり、せっかくのビジネスクラスでもフルフラットでなかったりと・・・なかなか難しいものがあります。なので、結果は同じ便を選んでいたような気もします。
小さな注意点・もしもに備えて・・・
これらは、普通ならば気にしなくていいぐらいの小さな注意点ですが、実際直面すると・・・こうしておけばよかったと思えることです。
他社便 乗り継ぎがある場合は十分注意
同じ航空会社ならば、飛行機の到着が遅れても乗り継ぎの対応してくれますが、しかし、今回のクアラルンプール乗り継ぎの様に、他社便への乗り継ぎでは対応してもらえないと考えるべきですよね。
フルサービスキャリアの場合であれば、座席が空いていれば乗せてくれることもあるかもしれませんが用心に越したことはありません。
ちなみに、以前中国東方航空で1度だけ乗り遅れたことがありました・・・が、別の便に空席があり、乗せてくれました。これは乗り継ぎではなかったですが・・・。
台風シーズンのホテル予約には注意が必要
航空機の欠航が起こりやすいので台風シーズンのホテル予約方式には注意が必要ですね。
いつもは値段差が大きければ「キャンセル不可」で予約しますが、今回はだいぶ先の予定だったので、たまたま「キャンセル可能」で関西空港近くのスターゲイトホテルと、クアラルンプール・ヒルトンホテルを予約していました。
今回は台風の影響で大幅に計画を変更することとなり、これらの予約をキャンセルできてホント助かりました。
最近ホテルなどはキャンセル不可で安く予約できる場合がありますが、飛行機が欠航した場合に備え保険に入るなどでは、せっかくの安さも無意味になるでしょうし・・・。
みなさんもご注意ください。
夜間に制限がある空港の出発には注意が必要
航空機の落下物などにより滑走路が一時的に閉鎖になった場合、問題が解決し滑走路がオープンになっても時間制限で飛ばない場合を考えると注意が必要ですね。
緊急の場合は特別に飛べるようですが、今回の場合が特別の場合に該当すのかなどわかりませんから・・・やはり用心に越したことはありませんね。
以上となります。みなさんの楽しいSFC修行が上手くいきますように・・・願っております。