インドネシア・ジャカルタ、バリ島への途中降機寄り道旅 2019-11
今や経由便の方が魅力的では?!
海外旅行へ行く際、航空券をネットで探してると「お!安いのある!」っと思って見てみると経由便だったりしますよね・・・。普通に考えれば時間の限られた旅の場合、直行便で出発地から目的地まで、寄り道せず着くのがいいですよね。無駄もなく、現地で目一杯楽しめる。
しかしです!ここはあえてシンガポールでの経由便がおススメです!
途中降機(トランスファー)でも楽しめるシンガポール
東南アジアで輝き続けるシンガポールの魅力
シンガポールは東南アジアでひときは輝く都市国家です。国土の大きさで言えば東京23区より少し大きい程度、そのコンパクトなマレー半島の先にある島の中に金融、旅客・世界物流のハブ、そして観光都市としても輝きを放ち続けています。
また、シンガポールは先進的で発展した都市風景を形成していますが、ガーデンシティーと謳うだけあり、街の中には緑も多く芝生はいつも青々。街並みを見ているだけでも南国にある都市の風景を楽しむことができます。
絶えず進化し続けるシンガポール、その魅力で世界から観光客を引きつけ続けています。
シンガポールはコンパクトな都市なので途中降機による弾丸市内観光が楽しめます
空港から市内へのアクセスも、MRT(地下鉄)、路線バスなど複数あり、タクシーだと30分もあれば市内にアクセスできます。往復でも1時間です。そのため6時間程度あれば入国してシンガポールの魅力を味わえる。そんな本来の目的地にオマケ付きのような旅が可能です。
今回の弾丸市内観光プランは・・・
前回シンガポールへ来た時にはまだ工事中だったジュエル(Jewel)が完成し、今回はそれを見たい!ということでシンガポールへ寄ることにしました。
今回はジュエル(Jewel)に行くことをメインとしているので・・・残りの時間を考えると、マーライオンとシンガポールの夜景を見に行くぐらいがちょうどいいのでは?!ということで・・・今回はこのの2か所へ行くことにしました。
あまり欲張らないほうがいいですよね。ということで、今回は限られた時間の中、次のようなスケジュールで行くことに。
- シンガポールのシンボル、マーライオンに行く
- マリーナエリアでのんびりしながら夜景の写真を撮る
- 空港に戻りジュエル(Jewel)に行く
- T2でスーツケースを受け取り、シンガポール航空のカウンターでチェックイン
- 出国後、ターミナル3・制限エリア内にあるトランジットホテルへ
まずは滞在時間から市内で動ける時間を計算
空港ターミナル3内にあるトランジットホテルに23:00頃チェックインするとして、21:00頃には空港ターミナル1付近にあるジュエル(Jewel)に着くように計画。ということは・・・市内観光に許される時間は17:30から21:00までの4時間30分!
弾丸でいかなければ(笑)。
(トランジットホテルについては利用が時間制となっており詳しくは最後の方にあるまとめをご覧ください)
では・・・さっそく始まりま~す。時系列順に追っていきます。
途中降機の4時間30分で行く弾丸シンガポール市内観光!
名古屋・中部セントレア国際空港からシンガポール航空 SQ671便(到着予定16:50)に搭乗、シンガポール・チャンギ空港ターミナル2へほぼ定刻に到着。17:00頃には飛行機のドアを出ていました。
この後、入国手続き、ターンテーブルで預け荷物を受け取り後、空港から市内へ移動を始めたのが17:30頃。
到着ゲートから到着ロビーまでが近かったこと、入国手続きが空いていたこともありますが、チャンギ空港は巨大ですが空いていれば、かなり素早く制限エリア外(入国エリア)出ることができます。
身軽になって空港から市内へ移動!
市内へ向かう前にスーツケースを預けて身軽に
スーツケースを空港内にある荷物一時預かり所(有料)に預け、これで手ぶら観光が可能です!
今回は名古屋・中部セントレア空港での搭乗手続きの際、預け手荷物(スーツケース)をシンガポールで一度ピックアップするようにしたためです。
弾丸市内観光にスーツケースは単なる錘なので、今回のように空港内で預けるか、シンガポールではピックアップせずに最終目的地まで運んでもらうことをおススメします。
今回は弾丸滞在なので現地通貨を増やしたくない!
弾丸旅なので現地通貨(シンガポールドル)は用意せず、カード決済のみでこなすことに。(実際には以前来た時に残った少額のシンガポールドルがいくらかはありました。結局使いませんでしたが)
シンガポールはVISA、Mastercardであれば小規模店舗以外使えるところは多いと思います。JCBもたまたまかもしれませんが、割と使えるところが多かった印象です。日本人にはありがたいですね。
空港から市内までどうやって行こうか・・・
市内へは・・・乗り物好きとしては車窓から街の風景が楽しめる路線バスで行くことに!日本のテレビでも路線バスの旅番組が人気ありますが、路線バスってなんかいいですよね~。街の風景が間近で見れて。
シンガポールの交通系カードの「ez-linkカード」は既に持っているので、そのまま市内へ移動します。時間の節約にもなり便利です。
路線バスで市内へ
まずは、到着ロビーにあるサイン「Bus to City」を見ながらターミナル2にあるバスターミナルを目指します。5分ぐらい歩くとバスターミナルに到着します。
バスは36番に乗ると乗り換えなしにドリアンの形をしてることで有名な「エスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ」に行くことができます。そこからマーライオンまでは徒歩5~10分ぐらいです。
車窓から見慣れぬ街の景気を見ながら行くのも楽しいですよね。(この写真は以前来た時に撮った別の路線のバスから撮影したものなのでイメージとしてご覧ください)
バスに揺られること40~50分で、世界最大級の観覧車シンガポールフライヤーに、植物園のガーデンズ・バイ・ザ・ベイシンガポール、マリーナベイサンズ、シンガポールの象徴的景色である高層ビル群が見えてきました。
「ザ・エスプラネード(The Esplanade)」バス停へ
18:30 「ザ・エスプラネード(The Esplanade)」バス停へ到着。ここからは徒歩で橋を渡り、対岸にあるマーライオンを目指します。
シンガポールが初めてであれば・・・まずはマリーナエリア!
初めてシンガポールへ行く方であれば、まずはマリーナエリアに行けばマーライオンにマリーナベイサンズなどなど・・・てんこ盛りです。「とりあえず、ビール~」ならぬ「とらえず、マリーナエリア~」です(笑)。
これは説明不要ですよね。
世界の3大がっかりと言われてるようですが・・・。それほど悪くないと思うんですが。みんな楽しんで写真を撮っていますよ(笑)。
ホントすごいの作りましたよね~!マリーナベイサンズ・・・。
初めて計画予想図を見たとき、本当に実現するのかなぁ~っと思っていましたが・・・夢のようなプランを実現してしまうのがシンガポールのすごさですね~。みんなの度肝を抜くのが得意ですよね。他の国を寄せ付けません。
シンガポールの象徴的景色の1つはアジアの金融センター・シンガポールの高層ビル群の風景ですよね~。このぐらいの時間が一番きれいな気がします。空が青いまま照明がきれいに浮かび上がって綺麗でした。
ここからもう少し、日が暮れるまでベンチに座ってボーっとのんびり~。夜景になるのを待って写真をパチリ。
帰りもバスで空港へ戻ります
行きしに乗った36番のバスですが、部分的に上りと下りのバス停が同じでない(道路の反対側にない)ところがあり、「ザ・エスプラネード(The Esplanade)」バス停も道路の反対側には反対方向のバス停がないところなので、Google mapを見つつ散歩しながらバス停を探します。
旅先で散歩していると、面白いものや、思わず雰囲気のある奇麗なものに出会えると嬉しくなりますね。観光地を分刻みで巡るより、目的も大まかに乗り物に乗ってのんびりとした散歩のような旅が結構好きです。
ここから再びバスに乗って空港へ戻ります
シンガポールの主要路線を走るバスは本数も多いのでその点は気が楽に行動できます。
また、同じ36番のバスでチャンギ空港まで戻ります。
次はターミナル1付近にあるジュエル(JEWEL)へ。
ジュエル・チャンギ・エアポート(JEWEL)へ
いよいよ、今回の目的地「ジュエル(JEWEL)」へ到着です。ジュエルへ入っていくと、圧巻の人工滝が視界に入りその大きさに圧倒されます。写真ではわかりにくいですが、かなりの大きさなんです。
「レイン・ボーテックス(滝)」の通常時。これだけでも見る価値ありです!しかも入場無料なんです。
ジュエル(JEWEL)音と光のショー
滝の水は(営業時間中は)常に落ちていて、夜に1時間ごとに数度、音と光のショーが行われます。ジュエル(JEWEL)は基本的に商業施設なので音と光のショーも無料で見ることができます。太っ腹です!
そして、ジュエル(JEWEL)はとにかく巨大です・・・びっくりしますね~。次は是非昼間に行こうと思います。
ジュエルは中心に滝を配し、周りを商業施設が取り巻く巨大施設
施設は巨大で半日は余裕で楽しめそうです。まだ、見たり、食べたりしたいところがたくさんあるので、また早く行きたいですね~!
ご飯を食べる場合、飛行機の時間を気にしていると市内ではゆっくりと楽しめませんよね、そのような場合は空港内にあるジュエル(JEWEL)はおススメです。いろいろな店がありますからここで食事をするのもいいのではと思います。
ご注意ください!
今回のように途中降機(トランジット)でジュエル(JEWEL)に行こうと思う場合、ジュエル(JEWEL)はシンガポールへ入国後のエリアにあるため、入国手続きを経て入国する必要があります。「乗り換え時間は少なくとも5時間は必要」と記載がりますのでご注意ください。
ターミナル2へ移動しチェックインへ
ジュエル(JEWEL)を後にし、再びターミナル2に戻り荷物一時預かり所へスーツケースを引き取りに行きます。スムーズにスーツケースは受け取れたのですが・・・。
チェックインしようとしたら、チェックインカウンターに航空会社のスタッフがいません(汗)。これについては飛行機編として別に書いておりますのでそちらをご覧ください。(シンガポール航空とエアアジアを乗り継いで名古屋からインドネシア・ジャカルタへ:経由地で他社航空便乗換えなどの注意点)
ターミナル3へ移動し何とかチェックイン完了(汗)
日本への深夜便などはターミナル3から出ており、近距離路線をメインとしているターミナル2のチェックインカウンターの営業時間は22:00までとなっています。
ちなみに中・長距離路線を受け持つターミナル3のチェックインカウンターの営業時間は4:30~2:00までとなっています。
チャンギ空港・ターミナル3内にあるトランジットホテルへ宿泊
どうにか、こうにか、ターミナル3でのチェックインを終え制限エリア内へ入れました。
その後ホテルへ到着。レセプションでチェックインへ・・・。
予約では宿泊利用時間は6時間を選択したので、23:00にチェックインすると5:00チェックアウト・・・少し早い気が・・・ということで、延長することに。
(ホテルについてはもう少し下にあるまとめのところに書いていますのでご覧ください)
トランジットホテルは多くの場合、部屋に窓もありませんから、明日の朝早いし、疲れているしでシャワーを浴び寝るだけです。
翌日シンガポールを離れバリ島行きの便に搭乗します
翌朝、ホテルをチェックアウト。
フライトインフォメーションを再確認し、ターミナル3からターミナル2のSQ942便の出発ゲートへ移動します。
今日はここシンガポールからインドネシアのバリ島に向かい、そこで国内線に乗り換え、インドネシアの首都ジャカルタを目指します。(これについては別に書いているのでご覧いただければ幸いです)
まとめ
- ez-linkカードについて
- 空港から市内までの移動手段について
- チャンギ空港ターミナル3・トランジットホテルについて
- ジュエル・チャンギ・エアポートについて
- 空港内一時荷物預り所について
- シンガポール航空の経由便はおススメです!
ez-linkカードについて
ez-linkカードはシンガポールの交通系カードです。買い物などにも使えるのでとても便利です。
MRT(地下鉄)、路線バスなどで利用可能。まさにシンガポールのSuikaみたいな交通系カードです。
MRT(地下鉄)に乗るときは、日本の交通系カードと同じです。
バスに乗るときは前方から乗り、カードリーダーにタッチし、降りるときに後方の出口付近にあるカードリーダーにタッチして降りるだけです。チャージはMRTの駅やコンビニなどでチャージできます。
カードの購入もMRTの駅やセブンイレブンでもできますので簡単に手に入ります。おススメです。
やはり交通系カードは慣れない旅先ではとても旅行者の強い味方になります。
空港から市内までの移動手段について
チャンギ空港から市内中心部までは
・ 車・タクシーで30分ぐらい
・ MRT(地下鉄)1時間ぐらい
・ 路線バスで1~1.5時間程度(乗り換えなし)
とくに目的地まで急ぎたい方はタクシーがおススメです!
チャンギ空港ターミナル3・トランジットホテルについて
トランジットホテルは旅客ターミナルビル内という最高の場所にあるのですが、宿泊単位が1日ではなく、6時間などの時間単位での予約なんです。12時間などもあったのですが高かったので、チェックアウト後はラウンジで過ごせばいいと考え、6時間にしていました。
しかし、チェックインの際、疲れていたため少し迷いましたが、2時間延長し8時間泊にすることにしました。23:00にチェックインし8時間後の7:00にチェックアウトです。
疲れていたとはいえ。6時間泊でSGD119(日本¥9,720円で)の予定が・・・。8時間泊でSGD170(日本円で¥13,884円)に・・・約1.4倍に。ちょっと高いような(汗)。と思っていたのですが「6時間 ⇒ 8時間」は、1.33倍なので、まぁ~そんなものか~と納得。仕方ありません(汗)。
ホテルの部屋を見ても、ちょっと割高という感でしたが、なんといっても場所代ですよね~。なんせターミナル内ですから!それと、シンガポールですから~。物価が高く、ホテルも高いですから~。これぐらいはしますよね。
- ホテルの場所は:◎
- ホテル全体の印象:▢(〇と△の間です)
- ホテルの客室は:△
- ホテルのコスパは:△
日本行きの各都市行きの便が深夜便として飛んでいるので、帰りに途中降機をすれば宿泊費も省け、よりお得にシンガポールを楽しむことができます。
ジュエル(JEWEL)について
ジュエル・チャンギ・エアポートの概要
・総工費は17億 SGD(日本円で約1400億円)
・敷地面積は13万m2
ガラスに覆われた巨大な施設は地下5階、地上5階の10層
中央に位置する「レイン・ボーテックス」と呼ばれる人工滝は、屋内世界一の高さ約40メートル。
今回、ジュエルに訪れたのが夜だったので・・・アトラクションは次回、昼間に来た時にでも見ようと思います。「キャノピー・ブリッジ」には絶対に行こうと思います!
ジュエルは巨大なので・・・ほんとに時間が必要ですね・・・。
ターミナル2内の荷物一時預かり所について
手荷物一時預かり所の場所は、到着ロビーでMRT(地下鉄)乗り場に向かう「Train to City1」のサインの方に進み、エスカレーターで降りる手前(ターミナル2のほぼ端)の右手にありました。「LEFT BAGGAGE」。
ちなみに預けた荷物はスーツケース1つと鞄1つ。6時間ぐらいで S$12.50。JCBカードで決済して、日本円で¥1,010円でした。
シンガポールは日本発決済ブランドのJCBが使えるとこが結構あったのでうれしいですね。
シンガポール航空の経由便はおススメです!
ここまでおススメしてきたシンガポールでの途中降機による弾丸観光ですが、航空会社はやはりシンガポールのチャンギ空港をハブ空港とするナショナル フラッグキャリアのシンガポール航空がおススメです。
日本の各都市へも就航しており、シンガポール航空の持つ世界的なネットワークがあれば、日本からもシンガポールを経由して様々な国へ行くことができます。ANA、JALなど日系の航空会社が就航していない国などへも行くことも可能です。
コンパクトであるからこそ可能な途中降機による弾丸観光
シンガポールはコンパクトな都市ですが、だからこそ途中降機による弾丸観光には適しています。観光施設が点在しながらも近い位置に凝縮されており、半日観光などでも十分に楽しむことができます。
シンガポール・チャンギ空港には乗り継ぎ客のために無料のシンガポール市内観光ツアーなどのサービスも用意されているので、そのようなツアーに参加するのもいいかもしれません。ツアーではいくつかの中から自分で選んだコースを団体行動で行くことになるので、自由はないかもしれませんがバスに乗せてくれて観光後は空港にまた戻るので安心ですよね。
シンガポールでの乗り継ぎによる市内観光はおススメですので、是非体験してみてください!目的地とシンガポールの1度で2度おいしい旅ができます!